ロタウイルスワクチン |
ロタリックス(1価ワクチン)は、一番流行して重症化しやすい1種類のロタウイルスを弱毒化したワクチンです。 ロタテック(5価ワクチン)は、一番流行して重症化しやすいウイルスを含む 5種類のロタウイルスを弱毒化したワクチンです。点滴や入院になるほどの重症例への有効性が、ロタリックスより少し高いようです。 両ワクチンともに、結果的に脳炎などの重い合併症も防ぎます。
ロタテック: 98%(88.3-100%) ロタリックス: 84.7%(71.7-92.4%)
両ワクチンの安全性は世界中で多くの調査が行われており、極めて高いものです。 WHO(世界保健機関)も2009年6月に、ロタウイルスワクチンを子どもの最重要ワクチンの一つに指定しました。 そして世界中の全ての子どもが使用するようにと指示しました。
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1. ロタリックスワクチン(1価ワクチン)
接種対象:1回目接種時点で生後6週から14週6日まで(この週齢以外のお子さんは接種できません。)
接種方法:4週間以上の間隔で24週までに2回の接種が必要です。 生ワクチンですので、単独接種ですと接種後4週間経たないと他のワクチン接種ができませんので、 ヒブ、肺炎球菌など他のワクチンとの同時接種が原則です。 |
2. ロタテック(5価ワクチン)
接種対象:1回目接種時点で生後6週から14週6日まで(この週齢以外のお子さんは接種できません。)
接種方法:4週間以上の間隔で32週までに3回の接種が必要です。 生ワクチンですので、単独接種ですと接種後4週間経たないと他のワクチン接種ができませんので、 ヒブ、肺炎球菌など他のワクチンとの同時接種が原則です。
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※なお、現在は使用されていませんが、「初代」のロタウイルスワクチン(ロタシールド)は接種後の腸重積症発生増加のため発売中止になりました。
しかし、その後接種開始された現在のワクチン(ロタテック・ロタリックス)では、接種時期を守ることで、 欧米では問題なく安全に接種されています。